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エンチャント文字盤のつくりかた

第一回 ファイル操作だけでつくる方法 その4

YES WE CAN

ここまでお読みいただきありがとうございます。今回は第一回の最終回です。 前回のその3までで説明した方法をやっていただくと、多くの方の細かいニーズにも対応できることでしょう。何しろ数百種類以上のvocaを作ることができるのですから。

しかしお使いになる方に満足してもらうのは簡単ではありません。どの商売でも在庫だけで顧客の満足を得るのは容易ではありません。 もっともっとと次から次へ違うことを求める方はどこにもいます。 前回までの方法でいろいろやってもまだ満足いただけない。 第一回の最後にそんな場合についてお話します。

まず画像ファイルをさらに手に入れる方法です

9 画像ファイルをカメラで作る方法

写真にはイラストで表現できないものがあります。例えば家族、家、たべものなどです。 単に男性のイラストでは、お父さんと男性の先生を区別できないこともあります。 他ならぬ自分の家族や家を表現するにはイラストよりも写真が適しています。 デジカメで撮影した画像は多くの場合jpeg形式ですがこれをgif形式に変換し、500x500画素程度の大きさに整形すればこれらの画像も同様に使えます。 この方法で目に見えるものすべてが対象として使用できるようになります。

ここでのjpeg形式からgif形式など画像形式の変更のような画像ファイルの操作には、paint.netが便利です。このソフトは実に多くの機能を持ちしかも窓の杜などで無料で入手できます。

窓の杜、paint.netの紹介記事 http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/paintdotnet/

かなり人気のあるソフトですので、使い方は、『paint.net 使い方』で検索するとたくさん見つかりますので、ここでは説明は省略します。またpaint.netを使うと、更に多彩な多様な画像ファイルを一から自分で作るのも不可能ではありません。アイデアや発送を広げるのにも役に立ちます。

次は音声ファイルについて考えてみましょう。

10 合成音声を使用して音声ファイルを作る方法

合成音声を使うと声の大きさや話す速度が均一になります。この特徴により一定の聞きやすさの声をたくさん用意するのに適しています。 例えばエンチャント文字盤のサンプルの50音文字盤では、数十種類の声をそろえるために合成音声ソフトを使って音声ファイルを作りました。

合成音声ソフトは昔は高価でした。しかし今では種類も多く無料のものもあります。使用したSoftalkもそんなフリーソフトの一つです。

使い方も簡単で、読み上げる文字を打ち込んで、赤三角ボタンをクリックすると音声ファイルができます。声の種類も何種類から選べ速度も調整できます。やや癖のある声ですが聞きようによっては愛嬌もあります。

SofTalk - k本的に無料ソフト・フリーソフト 超簡単に使えるテキスト読み上げソフト!「SofTalk」。 http://www.gigafree.net/media/record/softalk.html

Softalkはwav形式の音声ファイルをつくります。これを午後のこ~だを使ってmp3形式の音声ファイルに変換します。 この方法ですと、こんな声がほしいと思って2,3分後にはもう準備出来ます。 softalkの他にも、テクストークなどいろいろあります。このようなソフトは窓の杜やベクターなどで紹介されています。 今回ご紹介した方法をつかえばほぼ無限に近い数の画像ファイルや音声ファイルを個人的に作ることができます。

画像や音声ファイルを自分で作れるとメリットがあります。他人の作ったものを違法にコピーして配ったり、業務で使用すると著作権の問題が発生します。しかし自分で作ったものならまったく気にする必要はありません。また自分で作ったものをお互いに交換できるとパワーアップ2倍!すごく助かります。もしそんな人が10人集まってお互いが作ったものを交換して、『私の作ったものをコピーして配ってもいいよ』とやったらその場の10人だけでなく、友達の友達のそのまた友達までずっと助かることになります。

それぞれが持ち味を発揮してお互いが助け合えるといろいろよいことがあるように思います。

11 まとめ つくることとつかうこと

今回はものを作ることについてお話してきました。

しかしものを作ることよりも大切なことがあります。 それはものを使うこと、よりよく使ってよりよい結果に到着することです。

よりよい結果を出すためには大きく分けて二つの方法があります。

一番目の方法は多種多様な道具を取りそろえ、用途目的によってこれらを使い分け工夫を凝らして改善していく方法です。例えば 彫刻家は多くの刃物を、書道家は多くの筆を、料理人は多くの道具を使い分けます。

二番目の方法は、それまでと違ったやり方に挑戦することです。 一番目の方法で限界に近づくと基本や基礎とは違うことをやり始める人がいます。 守破離とか弘法筆を選ばずの境地でこれはむつかしいです。

今回のものを作る話は、たくさんの道具を自由に作り自由に使うための話でした。

実はコミュニケーション支援のための道具は特に種類が少なく、選ぶ範囲がとても狭く いくつか試して、道具が使う人に合っていないからとか、この人に合っている道具が売っていないからとあきらめる場合がかなりあります。

またはじめは興味を持っていたけれどすぐに飽きてしまったということもあります。 飽きても飽きても飽きても飽きても.....まだまだ.....次がある。

こんなことを現実にするのが今回のお話の主なねらいです。

この文章をお読みいただいた方々が、たくさんの道具を使い分けてよりよい結果に到達できるように期待しています。

お読みいただきありがとうございました。


2017/06/30 公開

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