ご家族の方へ

新生児聴覚検査

新生児聴覚検査は、生まれて間もない赤ちゃんの耳の聞こえを調べるものです。

一般的に耳のきこえに障害があるお子さんは1,000人に1~2人の割合でいるといわれています。早期に発見し、適切な支援を行うことにより赤ちゃんの言葉と心の成長を促すことが期待されます。

富山県では、聴覚障害があるお子さんを早期に発見し、保護者の方々への相談や支援体制などの整備に努めています。

新生児聴覚検査の流れ1ページ 新生児聴覚検査の流れ2ページ

富山県内の新生児聴覚検査関係機関はこちらから

きこえのチェック表

家庭でできるきこえチェック表です

*発達については個人差があります。

3か月頃まで

  • 大きな音に驚く
  • 音がする方向を向く
  • 泣いているとき、声をかけると泣き止む

6か月頃まで

  • 声をかけると、振り向く
  • 音が出るおもちゃを好む
  • 両親などよく知っている人の声を聞き分ける

9か月頃まで

  • 耳元に小さな音(時計のコチコチ音) などを近づけると振り向く
  • 「ダメッ!」「コラ!」などというと、手を引っ込めたり、泣き出したりする

15か月頃まで

  • 「ママ」、「ちょうだい」「ねんね」などのことばを理解する
  • 簡単なことばによる要求に応じて行動する

就学前

就学前のお子さんに

乳幼児期に「こころ」を育てることは、やる気や自発性、協調性や思いやりなど人としての大切な力につながります。それは、その後「ことばの力」にもつながっていきます。

富山県では、0歳から就学前までの間、療育を受けられる機関が以下のようにあります。お子さんの様子を見ながら必要な遊びや活動を通してことばと発達を育みます。

富山県リハビリ病院・こども支援センター

富山県リハビリテーション病院・こども支援センター
発達支援子育てコーナー|富山県リハビリテーション病院・こども支援センター
こども療法課|富山県リハビリテーション病院・こども支援センター

富山県立富山聴覚総合支援学校 乳幼児教室

富山県立富山聴覚総合支援学校
O歳からのきこえとことばの相談 乳幼児教室(うさぎ組) – 富山県立富山聴覚総合支援学校

富山県立高岡聴覚支援学校 乳幼児教室

高岡聴覚総合支援学校 | 聴覚障害のある子供たち(幼少中高)と知的障害のある子供たち(高)が一緒に学ぶ学校です
聴覚障害教育センター | 高岡聴覚総合支援学校

就学後

就学先について

お子さんの就学先の選択肢を知っておくことで、将来の見通しを持つことができるようになります。また、お子さんの成長に合った就学先を考えることができます。

富山県では、聴覚障害のある児童のきこえの状態に合わせた以下のような支援があります。


小中学校等の通常の学級の中での支援

  • 教室の中で合理的配慮を含む一人一人に応じた必要な支援を受けます。

通級による指導

  • 大部分の授業を在籍し、一部の授業について特別な場(通級指導教室)で、特別な指導(自立活動)を受けます。難聴については富山聴覚総合支援学校と高岡聴覚総合支援学校で指導を受けます。

特別支援学級

  • 難聴特別支援学級に在籍し、指導を受けます。

聴覚障害特別支援学校

※富山聴覚総合支援学校には、高等部卒業後の進学先として、高等部専攻科があります。

その他

  • 聴覚障害特別支援学校で定期的に教育相談を受けます。

福祉制度

富山県の福祉制度

富山県では、身体障害者手帳(手帳の等級によって受けられる助成が異なります)を取得するといろいろな助成を受けることができます。各市町村へ事前に申請して必要と認められると、補装具の購入費または修理費が支給されます。 利用者負担は原則として1割ですが、所得に応じて一定の負担上限が設けられています。

詳しくは、各市町村の福祉課の窓口でお問い合わせください。

各市町村福祉制度リンク先一覧

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