Windowsユーザー補助
パソコンにトライしているけれど,なかなかうまくいかないという相談がよくよせられます.ご本人やご家族からの時もあります.担当しておられる訓練士の方からの時もあります.
もちろん全てではありませんが,意外と簡単に解決する場合もあります.
Windowsパソコンでしたら,まずユーザー補助を試してみる価値はあります.ユーザー補助はWindowsに標準で備わっている機能です.(アップルコンピュータのマッキントッシュでも同様の機能があると聞きましたが,残念ながら私は全く知りません.)
スタートボタン→コントロールパネル→ユーザー補助 で下の画面が表示されます.(Windows98の場合)
ユーザー補助のプロパティーの一番上は,固定キー機能です.これは,同時に2つ以上のキーを押す操作のかわりに,順番にひとつずつキーを押して,同じ働きをするものです.
例: ( を打つときは Shift キーと 8 キーを同時に押しますが,これを Shift キーを押してから 8 キーを押すことで, ( が打てます.二番目は,フィルターキー機能です.キーを押す動作が不安定で,一回押したはずなのに,複数回入力されてしまうときにつかいまっすうう.(←例です)『設定』をクリックすると,下の画面が表示されます.
中程の,フィルターオプションの『繰り返し入力されたキーは無視する』の『設定』をクリックすると,下の画面が表示されます.
この画面で,キー入力の間隔を設定します.
また,フィルターオプションの『速いキー入力は無視して,リピート間隔を長くする』の『設定』をクリックすると,下の画面が表示されます.
パソコンをお使いになる方に合わせてこれらを調整します.
ユーザー補助のプロパティーの三番目の機能は,切り替え時に音を鳴らす機能です.
ユーザ補助のプロパティー画面のタブをクリックするとさらにたくさんの調整機能が現れます.
またマウスについては,コントロールパネル内の
をクリックすると,ダブルクリックの速度調整や,左右のボタンの機能の入れ替えなどができます.
またアクティブタイトルバーやメニューの文字のフォントを変更して見やすくすることは,
で表示される,画面のプロパティーの『デザイン』で可能です.
そのほか Microsoft 拡大鏡 といった機能もあります.これらはすべて標準で備わっている機能です.まずは,既にある機能を生かして使いたいものだと思います.
「初めて知った」,「知らなかった」,とおっしゃる方が意外と多いようです.
追記 : もっと詳しくお知りになりたい方は, Google で「ユーザー補助」で検索してみてください.
03/05/15 公開臨床リハ工学サービス科にもどる