しゃべる文字盤 表示つき
Microsoft Excel for communication aids
しゃべる文字盤をつくるきっかけになった方とそのご家族からリクエストが届きました.
話が長くなるとはじめの方を忘れてしまうので,文字が残るようにしてほしい.
長い話にお使いいただくとは,作り手としてはたいへんうれしいことです.
この方も初めは普通のマウスをお使いでしたが,その後USBタッチパッド,タッチパッドと『できクリック。』の組み合わせ,そして現在は『できマウス。』と入力方法を変更しながら同じソフトを使い続けておられます.facemouse の出番はまだまだ先のようです.マウスで操作するコミュニケーションエイドもこのようにするとなかなか長く使えるようです.
川端鉄工所さんのパソッテルと特注のマウス台も介護負担の軽減に役立っていると訪問介護スタッフの皆さんにも好評です.伝の心も試していただきましたが,いまいちピンと来なかったそうです.進行性の病気の場合このように先手先手で行動できるといろいろ楽です.
さて入力文字を残すとは,しゃべる文字盤スキャン50音のような機能です.これまでとは違いマクロを使わないとこの機能は実現できないようです.しかしリクエスト以外はこれまでとできるだけ変えないように作ってみました.
上の表示部分は文字盤を切り替えても変化しないようにしました.この結果文字盤を切り替えてより複雑な文章がつくれるようになりました.また,終了時に保存すると,次回起動時に同じ文が表示されます.これらもなかなか便利とのことです.また従来のしゃべる文字盤と併存できますので,必要に応じて使い分けもできます.この方のデスクトップにひとつアイコンが増えました.
しゃべる文字盤 表示付きの試作品はこちらからダウンロードできます.
方法,下記の青文字を『右クリック』→『対象をファイルに保存』でパソコンに保存できます.
しゃべる文字盤 表示つき (SCB_1_1g.xls 92kB) エクセルファイルです.圧縮してありません.(改良のため変更しました2011/07/21)
男性の声 (voice of male.LZH 7.7MB)
女性の声 (voice of female.LZH 13.6MB)
人工音声男声 (SS of male.LZH 2.1MB) 09/09/25 追加
人工音声女声 (SS of female.LZH 2.2MB) 09/09/25 追加
上のエクセルファイルは圧縮してありません.下の4種類の音声ファイルはLZH形式の圧縮されています.使用するには解凍しなければなりません.Lhasa などを使い解凍します.(窓の杜,Lhasaのページはこちら)
WindowsXPの正規ユーザならば,マイクロソフト純正の解凍ソフトが使えるそうです. (窓の杜,NEWSはこちら)解凍すると, s というフォルダができ,中には音声ファイルが100個ほどあります.これらをご使用になるエクセルファイルと同一の場所に保存します.エクセルファイルが文字盤本体です,これを開くと,上の図のような文字盤が表示されます.このファイルから同じ場所にある,フォルダ s の音声ファイルを呼び出して再生しますので,これらの位置関係や名前を変更すると,音声は再生されません.またエクセルファイルのみでは音声は再生されません.ご注意ください.
エクセルファイルには保護をかけてあります.そのままでは改変できません.改変や改造をする場合は保護を外してください.パスワードは設定してありません.いろいろとやっていただいてけっこうです.その結果,正常な動作をしなくなった場合は,再度ダウンロードしてください.
エクセルの設定とファイルの起動時の操作
しゃべる文字盤スキャンの動作にはエクセルのマクロを使用しています.使用前にエクセルの設定変更が必要です.設定の方法は,ツール>マクロ>セキュリティーでセキュリティーレベルを(中)にします.この設定では,起動時にマクロを有効にするか尋ねてきますので,有効にするをクリックします.改変などメンテナンスする際は,マクロを無効にすると作業がしやすいです.
2010/05/14 公開
2011/07/21 しゃべる文字盤ファイルを改良のため変更臨床リハ工学サービス科にもどる