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しゃべる文字盤用合成音声 AquesTalk のインストール


Microsoft Excel for communication aids


はじめに

しゃべる文字盤はその名前のとおり、合成音声でしゃべります。パソコンで日本語を発話させる方法は何種類か有りますが、しゃべる文字盤は必要とする人に無料で使ってもらうことを目的にしていましたので、合成音声も無料で利用できることが必要でした。さらに、普通の日本語がはっきりしっかり聞こえることも欠かせません。ところが開発当時のマイクロソフト社の標準日本語合成音声は個性派(すぎる)エージェントが勢ぞろいでしたので、やむなく利用を断念しました。最近あらわれたハルカさんは大変すばらしい声をしています。もうすこしはやくお会いできればと残念です。いくつかの合成音声を試してみたけっか、何種類かの声を選べるAquesTalkを使うことにしました。はじめは、快活すぎるかと感じた若い女性の声もなかなか聞き取りやすいこともわかりました。

さて、このページではAquesTalkを入手し、パソコンにインストールする方法について説明します。



AquesTalkのインストール

『 しゃべる文字盤』シリーズの多くで、人工合成音声AquesTalkを使用しています。これらの利用前に、AquesTalkのパソコンへのインストールが必要です。AquesTalkについて、詳しくは解説はこちらをご覧ください http://www.a-quest.com/products/aquestalk.html

*2011 年2月14日にAquest社の上記サイトがリニューアルされました。これに伴い上記のダウンロードサイトで入手できるのは、発声に制限がある評価版のみ になりました。これでは困りますので、以前に配布されていたものと同じものを下記からダウンロードできるようにしました。

Window用AquesTalk    (aqtk_mv_20090609.zip  1.1MB)

これはZIP形式の圧縮ファイルです。使用する前に解凍しなければなりません。解凍にはLhaplusなどを使います。(窓の杜,Lhaplusのページはこちら) その他、Windows7にも、標準で解凍機能がついています。

上 のファイルを解凍すると、AquesTalk_mvという名前のフォルダできます。その中には、binというフォルダとAqLicense.txt と, readme_mv.txt の2つのファイルがあります。AqLicense.txt には、AquesTalkを利用する上で必要なライセンス関係の 説明が、またreadme_mv.txt には、フォルダbinの中にある8つのフォルダと8種類の声について説明がありますのでお読み下さい。しゃべる 文字盤のためにAquesTalkをインストールするには、この中の声を選んで、該当する AquesTalkDa.dll をシステムフォルダ (Win7の場合は、c:\Windows\SysWOW64)、(Winxpの場合はc:\windows\system32)へコピーします。これで インストールは完了です。

お知らせ

こ この部分の説明はあっさり簡単に書きました。この文章を何回か読んでもよく理解できない人にはおそらく手助けが必要です。ご自分だけでむりをせず、どなた かに助けを求めることをお勧めします。この作業はある程度パソコンをあつかいなれた人にとってごく簡単な作業で、特に専門知識を必要とするものでもありま せん。このような人はこの先も今回のようなハードルを越える際にもあなたの助けになるでしょう。こんな『助っ人』を身近でみつけることはとても大切なこと です。(もしかしてコミュニケーションエイドより大切かもしれません)

ご家族やご友人やお知り合いなどで、どなたか力になってくれる方を探すことがより良い結果への早道と思います。

『 しゃべる文字盤』シリーズはアクエスト社の規則音声合成ライブラリを使用しており、その著作権は同社に帰属します。


まとめ

AquesTalk は、高品質の合成音声を非常にシンプルに実現できます。VBAからも使いやすい特徴があります。また福祉機器を使用する現場は、パソコンに慣れない人たちが大勢います。このためよりわかりやすい、まちがいの少ない表示方法を開発するためにも、合成音声にもっと注目する必要があると考えます。

最後にこのような有用なソフトウエアを無償で公開し、利用させていただいた。Aques社には、深く感謝いたします。


2013/09/18 公開

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