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しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ

Microsoft Excel for communication aids

汎用しゃべる文字盤スキャンの図


『しゃべる文字盤スキャン』をこちらで公開しましたところ,養護学校の先生方からいち早くご連絡がありました.
重度のお子さんにはスキャン機能が是非とも必要で,早速,改造を始めた..とのことでした.

私の想像以上に,役に立つもののようです.
それでは,もっと手軽にどんどんやっていただこうと考え,汎用タイプを作製しました.言うならば『しゃべる文字盤スキャン』自作キットです.


汎用タイプは基本的部分は『しゃべる文字盤スキャン』と同じです.ただ,様々な形と大きさのものを用意しました.いずれもセルには,セル名の文字が入っています.スキャンによってセルを選択するとエクセルファイルと同じ場所にあるフォルダ "s"の中のセル名と同じ名前の音声ファイルが再生され,セル名を発声するようにしました.

例 a1を選択すると,フォルダ "s" の中の a1.wav が再生され,「エーいち」と発声します.

使い方 文字盤ワークシートの文字,フォント,大きさなどはこれまで通り自由に改変できます.そのセルをスキャンで選択した際にしゃべらせたい言葉や音声を録音して,セル名と同じ名前の音声ファイル名にしてフォルダ "s"の中に上書き保存します.または,既存の音声ファイルをWAV形式に変換し,セル名と同じ名前の音声ファイル名にしてフォルダ "s"の中に保存するのもよいでしょう.これで,見た目も音声も使う方に合わせたオリジナルの『しゃべる文字盤スキャン』ができあがります.

音声ファイルの作り方を別に作製しました. 詳しくは,しゃべる文字盤 音声ファイルの作り方 をご覧ください.


しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプは,こちらからダウンロードできます.

方法,下記の青文字を『右クリック』→『対象をファイルに保存』でパソコンに保存できます.

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 2行1列 Speaking_Com_Boad_ScanG2x1.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 2行2列 Speaking_Com_Boad_ScanG2x2.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 3行1列 Speaking_Com_Boad_ScanG3x1.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 3行2列 Speaking_Com_Boad_ScanG3x2.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 3行3列 Speaking_Com_Boad_ScanG3x3.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 4行1列 Speaking_Com_Boad_ScanG4x1.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 4行2列 Speaking_Com_Boad_ScanG4x2.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 4行3列 Speaking_Com_Boad_ScanG4x3.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 4行4列 Speaking_Com_Boad_ScanG4x4.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 5行1列 Speaking_Com_Boad_ScanG5x1.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 5行2列 Speaking_Com_Boad_ScanG5x2.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 5行3列 Speaking_Com_Boad_ScanG5x3.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 5行4列 Speaking_Com_Boad_ScanG5x4.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ 5行5列 Speaking_Com_Boad_ScanG5x5.xls

しゃべる文字盤スキャン 汎用タイプ用サンプル音声  s.lzh

上のエクセルファイルは圧縮してありません.一番下のサンプル音声はLZH形式の圧縮されています.使用するには解凍しなければなりません.Lhasa などを使い解凍します.(窓の杜,Lhasaのページはこちら)

解凍すると, s というフォルダができ,中にはサンプル音声ファイルが30個ほどあります.これらをご使用になるエクセルファイルと同一の場所に保存します.エクセルファイルが文字盤本体です,これを開くと,上の図のような文字盤が表示されます.このファイルから同じ場所にある,フォルダ s の音声ファイルを呼び出して再生しますので,これらの位置関係や名前を変更すると,音声は再生されません.ご注意ください.

エクセルファイルには保護をかけてありません.いろいろとやっていただいてけっこうです.その結果,正常な動作をしなくなった場合は,再度ダウンロードしてください.


しゃべる文字盤スキャンの動作にはエクセルのマクロを使用しています.使用前にエクセルの設定変更が必要です.設定の方法は,ツール>マクロ>セキュリティーでセキュリティーレベルを(中)にします.この設定では,起動時にマクロを有効にするか尋ねてきますので,有効にするをクリックします.起動できると,自動的にスキャン動作が始まります.

ESCキーを押すと停止します.1回で停止しない場合には,2,3回押してください.停止してよいか尋ねてきますので,「はい」をクリックすると終了します.「いいえ」をクリックすると,再開します.ここで「はい」をクリックしたあとでも,CTRL+Aで起動します.

セルに塗りつぶしの色が付いた時にマウスの右クリックをすると,発声します.セルの塗りつぶしの色や,スキャン時間間隔,縦スキャンの繰り返し回数は,OPTIONのシートで設定できます.


操作スイッチについて

『しゃべる文字盤スキャンシリーズ』の操作はマウスの右クリックで行います.しかし,マウスの操作がうまくいかない場合には特殊なマウスを用意された方がよいと思います.それは,マウスを改造して右クリックの配線を外部に取り出し3.5mmのミニジャックをつけたものです.ここに別のスイッチをつないで使います.

腕に覚えがある方なら,ご自分でお作りになることをお勧めします.安くて早くて故障しても自分で直せます.
それ以外の方は,製品の購入をご検討ください.これらの商品は,こころWeb(http://www.kokoroweb.org/)やAT2ED(http://at2ed.jp/)などで紹介されています.

改造マウスを通信販売で取り扱っているところもあるようです.『改造マウス』をキーワードにして検索してください.

みなさんのご意見を今後の開発や改良のためお聞かせください.私も助かります.


2008/12/05 公開

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