富山県リハビリテーション病院こども支援センター看護局

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認定看護師の活動について

感染管理認定看護師

 感染管理認定看護師の吉岡です。以前から「感染を極めたい」と思い、2011年に感染管理認定看護師教育課程に入学しました。好きな感染について知識が深められましたし、何よりも同じ目標を持ったかけがえのない仲間ができたことが一番の収穫です。2012年に晴れて認定看護師に合格してからは、環境整備・ICTニュースや感染症トピックスの配布・ノロウイルスやインフルエンザ患者の対応についての寸劇やロールプレイを行ってきました。感染対策には「100-1=0」の法則があります。これは、100人いて1人でも感染対策ができていない人がいればゼロ、できていないということです。感染対策は決して1人ではできませんが、皆さんの力が集まれば当院の感染対策は鉄壁になります。今後も何か気になることがあればご相談ください。

吉岡 智子

感染管理 認定看護師

 感染管理認定看護師の多喜です。患者さんが、安心・安全に入院生活を過ごせるための要因の一つとして、感染管理は必須であると考えます。感染管理認定看護師の役割は、感染症の発生予防のための啓発活動や、感染症が院内で発生した際の対応、入院環境の整備や職員教育などです。患者さんや家族だけでなく、病院で働くすべてのスタッフの方々を感染から守ることを目標に活動しています。感染管理は決して一人では行えません。病院が1つのチームとなって取り組むことで、初めて効果を得られます。スタッフの方々が積極的に感染対策に取り組んでいただけるよう、病院内のあらゆる現場に直接足を運び、問題点を共有し、解決策を共に考えていきたいと思います。

多喜 宏平

摂食嚥下障害看護認定看護師

 「口から食べる」ことは単に栄養を得るだけではなく、食べる楽しみや食後の満足感など気持ちの面でも大きな意味があるかと思います。しかしながら、加齢や病気に伴い、食べたり飲み込んだりすることが困難になる症状(=摂食嚥下障害)の方も多くいます。摂食嚥下障害になると、誤嚥性肺炎(水や食べ物が誤って気管から肺に入ってしまい、肺に炎症が起きてしまうこと)や窒息、栄養低下、脱水症状などの原因になります。

 摂食嚥下障害看護認定看護師は、上記のような障害の原因を総合的に分析し、安全な摂食嚥下訓練や、患者様の退院後の生活をふまえたケアを提供します。一人でも多くの患者様から「おいしい」「楽しい」「うれしい」といった言葉を聞くことができるように、食べたいという気持ちに寄り添った看護を提供してきたいと思います。また、退院後も継続して安全に食べることができるよう患者さん・ご家族、今後関わるスタッフとともに最良のケアを考えていきたいと思います。

濵屋 宏衣

摂食嚥下障害看護認定看護師

 食べることは生きる活力、QOLの維持・向上、家族間のコミュニケーションの活性化に深く関わっていると日々感じています。私は、「食べたい」と願う患者さんやご家族さんに質の高い看護が提供できるようになりたい、退院後も誤嚥性肺炎を起こさずに安全に生活できるよう注意点など具体的な指導ができるようになりたいと摂食嚥下障害看護認定看護師を目指しました。合格後からは院内の嚥下管理チームの一員として活動しています。
認定看護師には実践・指導・相談という役割があります。自分自身の知識・技術の向上はもちろん、スタッフの知識向上にも関われるよう活動していきたいと思っています。食べたいと願う患者さんが、1日でも早くそして1日でも長く美味しい食事が自分の口から安全に食べるように支援していきたいと思います。

土井 早希子