富山県高次脳機能障害支援センター

当院では、富山県の支援拠点機関として2007年1月に高次脳機能障害支援センターが開設されました。
当センターでは、医師(リハビリテーション科、脳神経外科、小児科)、公認心理師、ソーシャルワーカ、作業療法士、言語聴覚士、福祉施設職員などの多職種によるチームで、高次脳機能障害者(児)の支援に取り組んでいます。

高次脳機能障害の原因と症状、支援についてご紹介

「高次脳機能障害」とは、交通事故や脳卒中などで脳が損傷され、記憶力や注意力、判断力などが低下するなど、脳の認知機能に障害が起こり、日常生活や学校・職場での活動に支障をきたす後遺症です。
高次脳機能障害は外見からはとてもわかりづらく、「見えない障害」と言われています。そのため、周囲の理解を得にくく、ご本人やご家族の負担が大きくなることがあります。

原因

車に轢かれる人

外傷性脳損傷

交通事故や転落事故など、頭に強い衝撃が加わることで、脳や脳の神経線維が傷つく脳外傷、びまん性軸索損傷など

脳にダメージを受ける人

脳血管障害

脳の血管が詰まったり、出血する脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、もやもや病など

病気で寝込んでいる人

その他

脳腫瘍、急性脳炎・脳症などの後遺症や溺水、心停止などが原因で酸素がいかなくなる低酸素脳症、一酸化炭素中毒などの中毒性疾患など

症状

注意障害

注意障害

  • 物事に集中できない
  • ぼーっとしている
記憶障害

記憶障害

  • 新しいことが覚えられない
  • 昔のことが思い出せない
遂行機能障害

遂行機能障害

  • 自分で計画を立てられない
  • 順序を立てて物事を勧められない
社会的行動障害

社会的行動障害

  • 感情や行動を調節したり抑えたりすることができない
その他の障害

その他の障害

  • 言葉による意思疎通ができない
  • 手足は動かせるのに適切な動作がしにくい

支援の流れ

電話相談
面談

支援コーディネーターがご本人やご家族から、受傷発症の経緯や現在の状態、生活環境をお聞きします。

医学的
診断

医師の診察、画像診断(MRI、CT等)、神経心理学的検査を行い、医学的診断や評価の結果をもとに医師がご本人の状態を説明します。

支援内容

リハビリ

必要に応じて作業療法や言語療法などの個別リハビリや、生活や就労のためのグループ訓練などの集団認知リハビリを行います。

生活支援

生活する上で必要となる社会性や生活機能の向上のための支援を行います。
必要に応じて、生活の場(家庭)に作業療法士が出向き、個々に合わせた支援もしています。

就学(復学)支援

教育機関と連携しながら復学など安心して学校で過ごせるよう支援をします。

面談をする人と、車椅子の人をサポートする生徒と教師

家族支援

障害の理解、情報交換や交流の場を提供し、精神的なサポートを行います。

相談し合う人たち

書類製作

障害者年金、精神保健福祉手帳、自立支援医療など制度の利用を支援します。

診断書のイラスト

就労(復職)支援

職場訪問などを行ったり、就労支援機関と連携して復職や新規就労の支援をします。

復職を考える人

調査研究

高次脳機能障害児・者に関する現状や課題を把握し、今後の支援の向上に向けて調査研究(論文発表等)に積極的に取組んでいます。

・高次脳機能障害への対応の現状と今後の連携に関するアンケート調査報告

小児高次脳機能障害者の実態調査(日本リハビリテーション医学会最優秀論文賞)

パンフレット

ガイドブック、リーフレットなど、下記よりダウンロードできます。ぜひご利用ください。
郵送をご希望の方は、支援センターまで遠慮なくお申し出ください。

お問い合わせ

高次脳機能障害支援センター

〒931-8517 富山県富山市下飯野36番地(富山県リハビリテーション病院・こども支援センター内)

TEL:076-438-2233
【受付時間】月曜日~金曜日(祝日は除きます) 午前9時~午後5時

まずは、お電話にてご予約ください。
富山県リハビリテーション病院・こども支援センターの交換台につながりますので、「高次脳機能障害支援センター」とお伝えください。