手の外科外傷センター
手外科専門医とは、整形外科の中でも「手」に関するケガや障害のスペシャリストです。
指先から腕までは、体の中でも使用頻度が多いため、症状が悪化すると日常生活に支障がでます。また、神経、血管や腱などが非常に複雑で、その治療には専門医のみ取り扱いが可能な治療もあり、豊富な知識と経験、繊細な手術技術が必要です。
また、当センターでは、手の疾患の中でも緊急を要する切断指再接着も積極的に受け入れており「手の外科外傷センター」として充実した医療を提供したいと考えています。
外来診療日
よくある質問
Q. どんな症状があれば「手の外科センター」に受診した方がいいのでしょうか?
例えば、手足(指・趾)のしびれ、手・腕・肩などの痛みや違和感、足の変形、外反母趾などが挙げられます。
多いのは、ばね指や手根管症候群といった疾患であり、特に手をよく使う女性に多く認められます。
Q. 手術というと、急性期病院と思いがちですが、リハビリ病院で手術するメリットは何ですか?
それはやはり、専門医による手術を受けて、転院することなく、手術後すぐに充実したリハビリが受けられることです。
また、様々な診療科をもつ総合病院でもあるので、他の診療科と連携した治療や支援が可能です。
Q. どのような手術を行っているのですか?
当院には整形外科医が5名在籍しており、手術を行っています。
痛みやしびれを取り除く手術、四肢の骨折の手術、指の切断の接合手術、手の挫滅の縫合手術、骨折後の変形を矯正する手術などを積極的に行っています。手根管手術用の関節鏡を導入したことにより低侵襲で、さらに確実に手術が行えます。
麻酔には、全身麻酔だけではなく局所麻酔や腕神経叢ブロックといったいろいろな麻酔方法がありますが、手術内容により適した麻酔を選択しています。全身麻酔より腕神経叢ブロックなどのブロック麻酔は低侵襲で手術が可能です。
また、音が気になる方などは鎮静することもできます。非日常的な手術室の中で、安心して手術が受けて頂けるようにケアしていきたいと思っています。
また、短期入院だけではなく日帰り手術や、平日日中の緊急受診や救急車の受け入れも積極的に行っております。
手の痛みやしびれなど、「何かおかしいな」と思うことがあれば、お気軽にご相談ください。
主な設備
X線透視機器「オーソスキャンFD」
手・足専用のX線透視装置。
富山県内でおいてある病院は、まだごくわずかしかありません。画像の歪みがなく、正確な位置・距離を鮮明な画像で表示できます。ぐるりと大きなアームのシルバーの台に手足をおいて、様々な方向から透視できます。
患者さんへの被ばく量が少なく、鉛のプロテクターをしなくても大丈夫なので、とっても安心です。
骨折固定用プレート&ネジ「プロファイル ライビンガー」
手足の指(趾)の骨折など手術時に、骨を固定したり、矯正したりするために使用するプレートとスクリューの大きさは、わずか数ミリ。
手術する部位に合ったプレートとスクリューを選んで、固定します。固定が安定しているので、手術後すぐにリハビリが可能です。機能の早期回復が期待できます。
医師紹介
橋本 二美男 (はしもと ふみお)
- 専門分野
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- 整形外科学
- 手の外科
- マイクロサージャリー
- 末梢神経外科
- リウマチ
- プロフィール(専門医資格等)
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- 日本整形外科会 専門医
- 日本専門医機構整形外科 専門医
- 日本整形外科学会 認定リウマチ医
- 日本手外科学会 専門医
- 金沢大学医学部臨床教授
- 日本マイクロサージャリー学会 評議員
- 中部整形外科・災害外科学会 評議員
- 日本リハビリテーション学会 臨床認定医
- 医学博士
- 主な疾患と治療について
- 手足(指・趾)のしびれ、手・腕・肩などの痛みや違和感、足の変形、外反母趾などの症状の患者さんを診療しています。
多いのは、ばね指や手根管症候群といった疾患であり、特に手をよく使う女性に多く認められます。また、手根管症候群、ばね指、肘部管症候群、骨折、上肢の変形、顕微鏡での神経・血管縫合などの手術や、緊急を要する切断指再接着も積極的に受け入れて行っています。
当院で手術するメリットは、専門医による手術を受けて、転院することなく、手術後すぐに充実したリハビリが受けられることです。
- 診療にあたって、心がけていること
- 当院の職員やその家族が病気になったとき、診てもらうなら自分の病院で!と言われる病院でなくてはならないと思っています。
また、手の外科専門医として、手のさまざまな障害、疾患に対し専門的な治療をおこなう病院としてわかりやすくするために「手の外科センター」を設立しました。手の症状で困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。
なお、足は手と機能は異なりますが、解剖学的には基本構造は同じであり、腱、神経、筋肉、骨なども類似しています。従って、手の外科センターでは治療対象として、足部疾患も積極的に診療しています。
瀬川 武司 (せがわ たけし)
- 専門分野
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- 整形外科
- 手の外科
- プロフィール(専門医資格等)
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- 日本整形外科学会 専門医
- 日本手外科学会
- 日本骨折治療学会
- 主な疾患と治療について
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専門は、当院の整形外科橋本先生と同じ手外科です。
富山県立中央病院、富山県厚生農業協同組合連合会滑川病院で手外科領域の疾患や、四肢の外傷の手術を中心に仕事をしてきました。急性期病院での経験をいかして、手術も継続しておこなっています。
- 診療にあたって、心がけていること
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手のさまざまな障害、疾患に対し専門的な治療をおこなう病院としてわかりやすくするために「手の外科センター」を設立しました。手の症状で困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。
なお、足は手と機能は異なりますが、解剖学的には基本構造は同じであり、腱、神経、筋肉、骨なども類似しています。従って、手の外科センターでは治療対象として、足部疾患も積極的に診療しています。