畑崎 喜芳 (はたさき きよし)
- 専門分野
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- 一般小児科
- 小児循環器
- プロフィール(専門医資格等)
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- 日本小児科学会 専門医、指導医
- 日本小児循環器学会 専門医
- 日本周産期新生児医学会 専門医
- 日本小児科医会 こどもの心相談医
- 日本母乳の会理事
- 医学博士
- 主な疾患と治療について
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医療的ケア児のお子さん:短期、長期の入所、入院に対応いたします。特に気管切開をしたり人工呼吸器が必要なお子さんについては栄養の管理、呼吸状態の観察などの特別な配慮が必要であり、このような全身管理を的確に行っていきます。また、気管支炎、肺炎、尿路感染症などの感染を併発することがあり、抗生剤治療を行っていきます。
子どもたちの心の問題:不登校、心身症、神経性やせ症などのお子さんに対し、児童精神科医、小児神経科医、心理士が関わり、それぞれの立場からお子さんを支援します。また、ご両親(特にお母さん)に対しても、お子さんにどのように接していったらいいのか、アドバイスいたします。
- 診療にあたって、心がけていること
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“医療的ケア児”のお子さん方、すなわち気管切開をしたり在宅で人工呼吸器管理をしておられるお子さん、胃瘻や経管栄養をしておられるお子さん、寝たきりで移動には車椅子が必要なお子さんなどのご両親のわが子に対する不安や心配、あるいはご苦労は尽きないと思います。しかし愛情いっぱいに子に接しておられるお気持ちに寄り添い、精神的サポートや生活面での援助をできるだけさせていただこうと心がけています。
また、不登校のお子さん、心身症のお子さんなど、心の問題を抱えるお子さんにとって家庭は安心、安全の場所であって欲しいと願っています。そうした自分の居場所があってこそ、さまざまな困難を乗り越えていくパワーを蓄えていけるのだと思います。さらに、こうしたお子さんをお持ちのご両親は当然ながらどうしても心配な気持ちが強くなりがちです。しかし、お子さんが自分の力で立ち直ることを信じて黙って暖かく見守ることも大切なのではないかと考えます。そしてこのようなお子さん方の診療に携わる者としては、お子さん、ご両親の悩み、心のうちをひたすら聞くことに徹し、寄り添っていきたいと思っています。